
ブログ初心者の皆さんにお願いがあります。サイトのデザインにこだわる前に、とにかくたくさん記事を書いてください!
これは、私の経験とその反省です。おもくそ反面教師です。なのでこんなこと言える立場じゃないのですが…。いや、だからこそ聞いてほしい!
完璧主義者がサイトデザインに満足しちゃうと、中途半端な記事を上げづらくなっちゃいますよ!?
もう先に結論を言ってしまいましたが、今回はそんな私の失敗談(継続中)を聞いてください。そして、ぜひ反面教師として参考にしてください。※少しばかりネガティブな文面が目立つので元気な時にご覧ください。

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私の勘違い。「デザインは追い風」
サイトを開設した当時の私は、WordPressに有料テーマを導入し、とりあえず見てくれを整えることばかりに注力していました。お陰でお気に入りのサイトが出来上がりましたが、記事執筆はというと…。
当初の目論見では「デザインが完成する→モチベーションが上がる→記事執筆スピードMAX」といった具合に効果があるはずでした。確かに、一カ月くらいはそうだったかもしれません。ですが、意欲はすぐに底をつきます。
見慣れてしまえば後の祭り。デザインに満足しているからこそ、そこに「中途半端な記事」を加えることが許せなくなるのです(とはいえ見返せば意味不明な記事ばかりですが)。完全に自分の「完璧主義」の性質を見誤っていました…。
(前回の記事更新から10日ほど経ちましたが、その間にも、この記事を除いて3つの記事が6割完成で下書きの海に飲み込まれました。なんだか急に出来の悪さが恥ずかしくなってしまうんです…。)
自分なりに完成されたサイトデザインが記事執筆の「追い風」になるどころか、むしろ「強力な向かい風」になっているのが現状です。だからといって、デザインを崩すのも気が進みませんし、それでは根本的な解決にならないと思うのです…。

「ブロガー+完璧主義」は成功しない
当たり前ですが、始めから「完璧」を求め過ぎてしまうと何も手につかなくなります。これはブロガーに限った話ではありません。しかし、特にブロガーに致命的な問題でもあります。なぜなら、有名ブロガーは誰もが人一倍の努力家だからです。
帰納的に考えれば、ブロガーに最も重要なスキルは「手を止めないこと」に他なりません。「手を止める」ということはブロガーとしての成功から遠ざかるだけの悪手なのです。
すでに「ブロガー」は飽和状態ですが、それでもなお「日々の継続」を武器に頭角を現す方々がいます。その上、自由な就業スタイルや副業の価値が見直されている今、国民総ブロガー時代もそう遠くない未来のことのように思えます。
毎日休まずに何千字もの文章を書き続けるブロガーが山ほどいて、そんな人たちがこれからも増え続ける…。にもかかわらず「完璧主義」を言い訳に記事の更新を怠ればどうなるか、そんなことは明白ですよね。
今ブログを始めた皆さんは、現状に少なからずの不満があるはずです。だからこそ「ブロガーとして成功し現状を変えよう!」と思い立ったのではないですか?だとしたら、ブロガー活動に「完璧」を求めてしまうと何も得ることはできませんよ。(自戒)

完璧主義者は決して完璧になれない
完璧主義と聞くと「完璧を追い求めるストイックな人」という印象を抱くかもしれませんが、実際に「ストイック」な人は一握りです。ほとんどの場合は「後回しの言い訳」に過ぎません。
完璧なモノを作ろうとギリギリまで悩み、追い詰められてからやっとの思いで動き出し、時間いっぱいになったら中途半端で妥協してしまう。私がそうなのですが、共感してくださる方もいらっしゃいますよね…?
完璧主義の要因は、一般的に「他者の評価を過剰に意識してしまうこと」だとされています。ふふふ、全くその通りです。私が中途半端な記事を上げることに及び腰になる理由がまさにそれです。
前提として、このサイトのデザインは大して洗練されていません(有料テーマ自体は素敵です)し、誰も私の記事に特別な期待をもっていません。それは分かっています。が、どうしても数少ない読者さんのネガティブな評価を空想してしまうんです。
自問すべきなのでしょうね。求めているのは「完璧な結果」なのか?欲しいのはただの「猶予」ではないのか?いずれ訪れるかもしれない「完璧な結果」を夢見て、ただその期待に浸っていたいだけではないのか?
これが完璧主義者に共通した「現実逃避」的な思考なのだとしたら、完璧主義者は「完璧」を求める限り「完璧」になれるはずがありませんよね?そう思い至ることが、「完璧主義」改善の第一歩なのかもしれません。

「デザインが気に入らない」は強い
そういった意味では、自分のサイトデザインに不満があるということはプラスに働きます。
「不完全であることを自覚していて、かつそれを(少なからず)許容できている状態」なわけですから、そこでブログにどんな記事を追加しようが問題でないはずです。それを活かさない道理はありません。
もちろん、ただ記事を量産してもあまり意味がないのも確かです。有名ブロガーの方々は一つ一つの記事のクオリティが高いですし、特にライティングやマーケティングを熟知している方などは数記事だけで多くの収益を得たりしているので…。
しかし、彼らはすでに「何百、何千もの記事を書いてきた人たち」です。ならば、その姿勢は見習うべきでしょう。それに彼らのブログを見てみると意外や意外、デザインは非常にシンプルなことが多いのです。
まるで「デザインにこだわる暇があったら記事を書け!」と言わんばかりです。ほとほと身に沁みます。(エンジニアと兼業なされているブロガーさんでテーマも自作でめちゃくちゃカッコいいサイト運営しているような方もいますけどね。尊敬。)
私のように中途半端なデザインで満足して、にもかかわらず中途半端な記事も投稿できなくなってしまう前に決着をつけましょう!「完璧主義者はデザインが未完成のうちに記事を書きまくれ!」です。以上、反面教師でした。

最後に:完璧じゃない自分を許そう
最後までご覧いただきありがとうございます。ここからは少し余談を。(ここまでも全部余談みたいなものだったけど。笑)
思えば、昨年の頭くらいから「セルフコンパッション」という言葉を耳にするようになりました。セルフコンパッション、直訳で「自己への慈しみ」そのままの意味です。
自分の欠点や失敗を許してあげられる「優しさ」を身に付けることがセルフコンパッションの目標で、この記事の内容に則せば「完璧でない自分を受け入れよう」「自分に批判的になる苦しみは誰もが抱えているんだ」といった意識を養うものです。
セルフコンパッションは、私のように「やるべきことをつい後回しにしてしまう人」にこそ効果的なのだとか。なので、それこそ「完璧」とはいきませんが、少しずつ「完璧じゃない自分を許せるように」なろうと思っています。
なんて難しい課題を提案したところですが、私はこの記事を上げることができただけでも、だいぶ心が軽くなったような気がします。やっぱり「書くこと」って大事ですね。
ここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございました。<(_ _)>アリガタヤ

(↓動画は「セルフコンパッション」の提唱者で教育心理学者のクリスティン・ネフの講演です。ご興味があればどうぞ。設定から「字幕をON→自動翻訳→日本語」を選択してご覧ください。※スマホでは日本語の自動翻訳が選択できない場合があります。)