【メートル・ヤード・尺】身近な「長さの単位」の違いとそれぞれの歴史
 この記事は近々リライト予定です。それまでは、文字だらけの少々味気ない記事のままですが、良ければぜひご覧になってください。

つい先日、通販サイトでなんとも素敵なフライパンを見つけました。銀ピカでスタイリッシュ、男心をくすぐるデザインです。説明によれば、どうも24cmがおすすめとのこと。そこで私は24cmのフライパンを思い浮かべてみました。簡単なことです。何せ物心ついた時から「メートル」に親しんできましたから。

皆様も想像してみてください。「24cmのフライパン」です。「あら、丁度良い大きさね!」と思った方の多いことでしょう。

では、「9インチのフライパン」と言われたらどうでしょうか。あまりピンッ!とは来ないですね。家電好きの男性なら「んー、23cmくらいやろか」とすぐに閃くかもしれませんが、ほとんどの方は「分かりにくいねん!」とお怒りのことと思います。

ご存知の通り、この「cm」や「インチ」という単位は「長さ」を表すもので、「cm」は「メートル」、「インチ」は「ヤード」の親戚です。他にも、かつての日本で一般的だった「」や、海事に関して使用される「海里」、天文分野で用いられる「光年」などは、皆様にも馴染みがあるかも知れません。

今回はその中から「メートル」「ヤード」「尺」にスポットを当て、その成り立ちと定義について見ていこうと思います!あ、その前に、国際的に採用されている「国際単位系(SI単位系)」がどのように定められたのかについてもご紹介致しますね!

「国際単位系(SI単位系)」とは

「国際単位系」とはその名の通り国際的に標準とされる単位系のことです。単位系は「メートル」や「キログラム」などの「基本単位」と、それらの組み合わせで表される「組立単位」から成ります。現在、私たちが日常的に使っている単位系は、「国際単位系」を意味するフランス語「Le Système International d'Unités」のイニシャルから一般的に「SI単位系」と呼ばれるものです。

また、「基本単位」と「組立単位」の倍量・分量を表す目的で「SI接頭辞」という記号も採用されています。100分の1を表す「c(センチ)」や1000分の1を表す「m(ミリ)」、1000倍を表す「k(キロ)」やその更に1000倍を表す「M(メガ)」などはよく耳にしますね。

「SI単位系」の歴史

ほんの200年ほど前まで、国際的な単位は存在しませんでした。文明誕生以来、地球のあちこちで様々な単位が開発され、それぞれがそれぞれの地域で発展していったためです。

そんな中、18世紀末のフランス革命によってヨーロッパは「近代」に突入しました。これが度量衡(長さ・体積・質量)にも近代化をもたらしたのです。「メートル」と「キログラム」の定義を明確にした「メートル法」が整えられ、国際化のための活動がなされました。そして1875年、ついに「メートル法」が国際標準として採用されることになります。

さらに1954年、「メートル(長さ)」と「キログラム(質量)」に加え、「(時間)」「ケルビン(熱力学温度)」「アンペア(電流)」「モル(物質量)」「カンデラ(光度)」が「基本単位」として採用され、続いて1960年にこれらを「SI単位系」と呼んで国際的な標準単位とすることが決められたのでした。めでたし。

その頃、日本では...
1891年、「度量衡法」によって「尺」や「寸」などの「尺貫法」と「メートル法」の併用が開始。1951年には「度量衡法」から、「尺貫法」を禁止する「()計量法」へ移行。1966年、完全「メートル法」化。現行の「計量法」は1992年より。

「長さの単位」

前置きが長くなってしまいましたがここからが本題です。「メートル」はとても大事な単位なので少ーしだけ詳しく、それ以外はさささーっとご紹介致します!

メートル

フランス革命の真っ只中、世界共通単位の未来を託され開発された「m(メートル)」は、「1m=北極から赤道までの距離の1000万分の1の長さ」として定められました。突飛なようですが、「これならどんな国の人も納得してくれるはず」という考えがあったのでしょう。

しかし、実際にそんな長大な距離を計測することは不可能だったので、フランスの数学者を中心としたグループが、ダンケルクとバルセロナまでの距離を三角測量で計測し、その値を基に計算することになりました。

計測開始から7年後の1799年、ようやく「1m」の長さが導き出されます。そして、ぴったり1mの「アルシーブ原器」という白金の棒が作られ、1886年にはそれを元にした「国際メートル原器」が、「メートル法」を採用している世界中の国に配布されました。

ですが、「SI単位系」の誕生年である1960年、「クリプトン86原子が真空中で放出するスペクトル」を元に1mの定義が改められます。これはかなり分かり難いので流しちゃいましょう。「折角たくさん棒配ったのに...」と思ってしまうのは、私が貧乏性だからでしょうか。

そして1983年に更なる改訂がなされ、現在の形で定義されることになりました。それが「1m299,792,458分の1秒の間に光が真空中を進む距離」というものです。「光速≒1秒間で地球7周半(約3億m)」ということを知っていれば「なるほどー」と思えますね。

ヤード

私たちにあまり馴染みのない「ヤード」ですが、「メートル」に直すと「1ヤード=0.9144m」になります。その元となったのは「ヘンリー1世の鼻先から、伸ばした腕の親指の先までの距離」や「アングロサクソン人の腰回りの長さ」だなんて言われたりしています。

しかし実際は、キュービット」の2か「フィート」の3として定められたのではないかという説が有力です。「キュービット」はかつてのギリシアで用いられていた「前腕の長さ(中指の先から肘まで)」という単位で、「フィート」は「ヤード」と同じ「ヤード・ポンド法」に属する単位になります。

「SI単位系」が国際標準となって久しい現在も、アメリカは頑なに「ヤード・ポンド法」を採用している、というのは有名な話ですね。

フィート

「フィート」は「ヤード」の3分の1の長さで、「1フィート=0.3048m」になります。「feet」という語が示す通り、足の大きさが基準となったようです。

古代オリエントから古代ギリシア・ローマを経てイギリスで普及したという説が有力ですが、これまた「ヘンリー1世の足の大きさ」が元となったという説もあります。とりあえずヘンリー1世が人気だということは分かりました。

インチ

「インチ」も「ヤード・ポンド法」に採用されている単位で、「1インチ=2.54cm」になります。元々は古代ローマ人が「手の親指の幅」から考案したもので、「フィート」の12分の1に当たることから、ラテン語の「uncia(12分の1)」がその語源とされています。

「尺」の起源は古く、中国の先史時代にあるとされています。「手を広げた時の親指の先から中指の先まで」が元になったと言われ、現在では「33分の10m」と定められています。また、漢の時代には「『黄鐘(こうしょう)』と呼ばれる音程を出すことができる笛の長さ」を基準にしたという説もあります。

「尺」の漢字は、手を広げ「尺」を測る際の手の形を表したもので、その時の動作とよく似た動き方をすることから、蛾類の幼虫の総称が「シャクトリムシ(尺取虫)」になったというのは、なんとも愛らしい話です。

「寸」は「33分の1m」で、「尺」の10分の1と定められています。「尺」と同じく中国に起源を持ち、その長さは「手の親指の幅」を元にしたと言われています。「インチ」と同じ由来のようですね。

最後に

最後までご覧いただきありがとうございます。以上、身近な「長さの単位」についてのお話でした!「よー分からんかったわ!」という方は、「1インチ=2.54cm」ということだけでも覚えておくと、そのうち役に立つかも知れませんよ。

私たちは日常会話でよく長さ(距離)についての話をします。そんなことはないかもそこで、パッ!と答えられたらほんの少しだけ鼻が高い、そんな長さをご紹介して終わりにしたいと思います。

  • 日本の長さは東西、南北それぞれ約3000km
  • 地球一周は約4km、半径は約6400km
  • 地球から月までは約39km
  • 地球から太陽までは約15000km
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